= BLUES T.A.D. REPORT =
(vol.2)

Y.2001 | 7/15 | 7/20 | 8/18 | 9/30 | 12/8

[vol.1] (2000 Dec.〜2001June) [vol.3] (2002 Jan.〜Dec.) 

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7/15/01 高円寺 T'S SALOON 大道敏子さん

おまたせいたしました!いよいよ12級見習いのわたくしがレポート当番として登場です。この日のBLUES T.A.D. も、いつものように、2部構成(「演習と講義」と「実験セッション」)で実施されました。(7/16 UP)

第1部「演習と講義」

基礎訓練

 今やBLUES T.A.D. の定番となったウォーミングアップを兼ねた基礎訓練。これらはすべて過去のレポートに詳細があります。参照ください。
(1)フィンガリング1:1-4-1-3-1-2
(2)フィンガリング2:1234、2341、3412、4123、4321、3214、2143、1432
(3)フィンガリング3:(2)のうち特定の指を他の弦に移動させる(メジャースケールが出る様に)
(4)5フォームによるメジャースケール練習
(5)メジャースケールを特定の音からスタートさせる練習
(6)メジャースケールを1度づつ移調する練習(5フォーム使用)
(7)アルプス一万尺を1度づつ移調しながら弾く練習(5フォーム使用)

メロディー弾きの研究

 前回からのテーマ。バラードを(歌う代わりに)ギターでメロディーを弾くという課題です。もちろん、ただ、既成のメロディーラインを単純になぞるのではなく、「お金の取れる演奏に仕上げる」のが目標です。この目標に到達するには、「ギターの演奏能力」のみではなく、BLUES T.A.D.が目指しているところの「総合的な音楽力」が要求されます。家元の具体的なアドバイスとしては、「グレース(装飾音)、ビブラート、ハーモニーを駆使して、つやのあるフレーズを」ということでした。
 まず、グレースとビブラート(家元は「するするぼよぼよ」と表現)ですが、これらは基本的なテクニックとして前提されていました。確かに、ギターを始めて3カ月も経てば、通常はハンマーオン、スライド、プルオフ、トリルそしてビブラートなどを用いて音を出すようになります。「こうした基本のテクニックを大切に」ということです。また、ハーモニーに関しては、3度、6度、8度(オクターブ)、10度(オクターブ上の3度)などが考えられますが、いずれの場合もヴォイシングに留意するよう指摘されました。「人の耳には、ハーモニーの中で高い方の音が良く認識されるので、例えば最初のコーラスでは、聴衆に本来のメロディーラインが正しく伝わるよう、主音がトップにくるヴォイシングを基本として身に着けるべし」とのことでした。
 また、メロディーのあとにフィルを続けて、演奏に拡がりをもたせる工夫も示唆されました。そして、わたしが個人的に興味深かったのは、「(自分を含めて)一世代前のギタリストは、アドリブやコードを修得する以前に、まず『メロディーを美しく弾く』ということからスタートしたものだ」という家元の言葉でした。

モダンブルース講義

 ブルーススケールとメジャースケールが共存するモダンブルースを、「いかによりモダンに演奏するか」ということについての家元の講義。模範演奏で例を示しながらの講義の主旨は「ブルーススケールに対して、まず、あまり違和感のない2度の音を用いることから始め、3度と6度とメジャースケール上の音を増やし、最終的には、最もブルーススケールに馴染みにくい7度まで、アドリブの中で自由に扱えるように研究すべし」とのことです。
 また、その一方で、たとえモダンブルースといえども、「コアなブルースのブルーノート」を聞き分け、演奏できる力量も不可欠であるという指摘も受けました。平板なブルース教則本では、3b、5b、7bの3音がブルーノートとして紹介されることが多いわけですが、「コアなブルースのブルーノート」は西洋音階では表現できない、以下の位置に存在します。
(1)3度のブルーノート:3bと3の間
アドリブにおいては、コードが1のときにこのブルーノートが使われる。これに対して、コードが4のときにはいわゆる3bが使われる。
(2)7度のブルーノート:6と7bの間、7bと7の間(2個)
(5度のブルーノートについては、今回は特に言及はありませんでした)
 家元によれば、こうした「コアなブルースのブルーノート」の研究には、特にB.B.キング、Tボーン・ウォーカーが参考になるとのこと。「西洋音階で3b、7bと表現される音を弾いてもコアな意味でのブルースには至っておらず、単にマイナースケールを弾いているだけとも言える」という指摘には目からウロコ。「しかし、だからといって、コアなブルーノートをチョーキングによって漸進的に探していくのではない。一発でその音に到達すべし」との指南も受けました。

第2部「実験セッション」

 「ブルースギターとはボーカルあってのギターと心得るべし」というのがBLUES T.A.D.の座右の銘。タッド三浦によって、ぎょいんぎょいんのギター小僧からの脱却に目覚めたBLUES T.A.D.メンバーも多いはず。バッキングは毎回、ギター的ギター以外に、ピアノ的ギター、ドラム的ギター、ブラス的ギターなど、ギターの可能性を最大限発揮するよう求められます。
 今回も家元からのワンポイントアドバイス(叱咤)を受けながら、(1)ボーカルを受け持ったギターとして、(2)他のボーカルのバッキングギターとして、の2本立てで各自セッションに参加しました。様々な指摘の中から、いくつかかい摘んで報告します。

ボーカルに関して

発声:むやみにお腹に力を入れない。むしろ、お腹は柔らかく、力を抜いて。喉などで空気の流れを閉塞させないように。
発音:とにかく正確に。
フレージング:まずはオリジナルのボーカルラインを正しく把握する。メロディーラインを崩すのは、オリジナルを正しく歌えてから。一方、歌物の曲では、同じメロディーラインを繰り返して単調に陥ることのないように。ブルースらしくフレージングを変える工夫が必要。

ギターに関して

ブルースバラードでのバッキング:曲のトップライン(曲の中で最も高音のパート、この場でのルールとして、半音もしくは1音で繋がっている)を素早く見つけて、これを何コーラス目かに挿入する工夫を。
ブラス的ギターを用いてのバッキング:聴衆とバンドメンバーに強く印象づけるために、最初に行うときには高音で、派手に演奏する。『ハイダウェイ』のブレイク部分でお馴染みの9thコードなどが有効。

今回も内容の濃い4時間でした。引き続きメロディー弾きの研究が課題です。次回までに1曲用意します。バッキング用にコード譜も用意することになっています。また、一緒にがんばりましょう。

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7/20/01 石和町 Buddy TAD三浦

今回は山梨県石和町BuddyPunch加藤さんのPhoto Reportです。[more photos]
5フォームを課題に、研究と練習をしました。 (7/30 up)

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date @ by
8/18/01 高円寺 T'S SALOON 大道敏子さん

先月に引き続き、今月もわたくしがレポートいたします。(8/23 UP)

第1部「演習と講義」

基礎練習

 お馴染みのメジャースケールの5フォームのほかに、ブルーススケールの5フォーム練習も日々のメニューに加えることになりました。

(1)5音から成るブルーススケールを E D C A G の5つのフォームで上昇・下降する。

(2)4音づつ弾きながら上昇・下降する。

*Eフォーム:6弦5フレット人差し指の実音Aから(この場合キーはA)、ACDE、CDEG、DEGA、EGAC・・・と上昇、1弦8フレットの C より、CAGE、AGED、GEDC・・・と下降

*Dフォーム:6弦5フレット人差し指の実音Aから(この場合キーはF#)、ABC#E、BC#EF#、C#EF#A、EF#AB・・・と上昇、1弦7フレットの B より、BAF#E、AF#EC#、F#EC#B・・・と下降

*Cフォーム:6弦5フレット人差し指の実音Aから(この場合キーはE)、ABDE、BDEG、DEGA、EGAB・・・と上昇、1弦7フレットの B より、BAGE、AGED、GEDB・・・と下降

*Aフォーム:6弦5フレット人差し指の実音Aから(この場合キーはD)、ACDF、CDFG、DFGA、FGAC・・・と上昇、1弦8フレットのCより、CAGF、AGFD、GFDC・・・と下降

*Gフォーム:6弦5フレット人差し指の実音Aから(この場合キーはB)、ABDE、BDEF#、DEF#A、EF#AB・・・と上昇、1弦7フレットのBより、BAF#E、AF#ED、F#EDB・・・と下降

 さて、これらの練習が、効果的な練習となるためには、ある程度のスピードが必要です。また、各フォームを間髪入れずに連続して練習することも重要です。その際、メジャースケールでの練習でもそうでしたが、自分が今弾いている音が何であるか、頭で理解していなくてはいけません。つまり、弾きながらその音階を歌うことができなければなりません。逆の言い方をすれば、弾きながら歌えなければそれ相当のスピードは出ません。
 ところが、ブルーススケールの場合、移動ドをルートとして歌おうとすると、「ド bミ ファ ソ bシ」という音階が歌えません!bミとbシを一体どう歌えばいいというのでしょうか!?そこで今回、またまた家元から目からウロコの指示がありました。「『ド bミ ファ ソ bシ』というブルーススケールを(躊躇せずに)『ラ ド レ ミ ソ』と歌え」というのです!「ド bミ ファ ソ bシ」を構成する各音の音程は、確かに「ラ ド レ ミ ソ」と同じ。ブルーススケールを思い切って「ラ ド レ ミ ソ」と歌うことによってこそ、ラドレミソ、ドレミソラ、レミソラド・・・という風に、メジャースケールのときと同様、音階を自然に歌うことができるようになるのです!そして、それによって、上記のブルーススケールの基礎練習が本当に「腑に落ちる」ものになるのです。家元によるこの明快な指示は、いわゆる「教則本的なブルース理論」ではない、まさに「プレイの現場におけるブルース理論」です。
 これが、たとえ正統理論から逸脱したものであるとしても、わたしたちプレイヤーにとっていかに有効であるかは、家元が実際にブルーススケールを用いた流麗なフレーズを弾きながら、事も無げに「ラ ド レ ミ ソ」音階を歌ってみせたときに明らかになりました。「自分が何の音を弾いているかわかってプレイすること」 - この目標に到達するためには「ラドレミソ理論(仮称)」は不可欠と認識させられました。

モダンブルース講義

基礎練習の後、前回に引き続きモダンブルースに関する講義がありました。ここでは、先にも述べたとおり、BLUES T.A.D. 一門が準拠すべきは、「教則本的理論」ではなく、あくまでも「プレイの現場における理論」であることがあきらかにされました。

(1)ブルーススケールとマイナーペンタトニックスケールの違い

 ブルーススケールとマイナーペンタトニックスケールの構成音は同じです。従って、両者はしばしば教則本などでは同じものとして扱われています。しかし、家元はこれに異議を唱えます。「よしんば両者が同じ音で構成されているにしろ、プレイの現場では、ただ単に音を出しているのではない。必ずバックに流れるコードを意識してた上でのフレージングである。それ故、両者の違いはバックに流れるコードの違いと心得るべし。」
 つまり、マイナーペンタトニックスケールはマイナーコードが流れるときに使用されるものであり、これに対して、ブルーススケールはメジャースケールが流れるときに使用されるものだ、というのです。そして、「ブルースプレイヤーである我々の辞書には、以後、マイナーペンタトニックスケールという言葉は無用」との指示がありました。このテーマについては、来月以降さらに議論を進める予定のようですが、今月はここまで、とのことでした。
(2)モダンブルースの典型
 モダンブルースがブルーススケールとメジャースケールの両者を用いて演奏されるものであることは前回の講義で確認されました。しかし、だからといって、「ブルーススケール構成音とメジャースケール構成音の両方から成る、『ブルース・メジャー混成スケール』とでも呼べるような、第3のスケールを想定してはならない」と家元は言います。
 確かに、モダンブルースのほとんどは、同一フレーズ内にブルーススケールの音も、メジャースケールの音も含まれています。しかし、家元によれば、「各スケールから外れた音は経過音と解釈する場合が多く、プレイヤーとしてのキャリアが初期段階のうちは特に、フレーズ毎に(ブルーススケール使用による)ブルースフィーリングと(メジャースケール使用による)メジャーフィーリングを区別するべき」なのです。換言すれば、「このフレーズはブルーススケール、このフレーズはメジャースケール」とはっきり区別してプレイしなければならない、ということです。従って、「Eb E G A C(key=C)」など、いわゆるブルースらしいフレーズは、家元によれば、むしろ経過音としてのb3 が含まれている(メジャースケール使用による)メジャーフィーリングのフレーズということになります。
 そして、先に述べたように、key=Cの場合、メジャースケールをCをドと思い「ドレミファソラシ」と、ブルーススケールをCをラと思い「ラドレミソ」と歌うことにより、自らのアドリブをここからここまではメジャーフィーリング(ドレミファソラシド)、ここからここまではブルースフィーリング(ラドレミソ)と意識して、自分が出す音すべてを自然に口ずさむことができるようになるのです。
 さて、前回、今回と、BLUES T.A.D. の実践理論が大いに語られています。これは、必ずしも正統的な理論ではないかもしれませんが、決して独りよがりのものではなく、これまでの経験と省察のもとに、タッド三浦が自ら選びとった理論であり、本屋で数千円出して手に入れる教則本を遥かにしのぐパワーをもった理論と、わたしは理解しました。

第2部「実験的ジャムセッション」

 いつものように、参加者はフロントとしての(歌いながらの)演奏とサポートとしての演奏を行いました。また、ドラムやベースも心得があって然るべし、という家元の指導により、参加者のうち数名はドラムやベースにも挑戦しました。

 演奏後のコメントを幾つか報告します。

今回はこれらの内容の他に、「メロディー弾きの研究」もありましたが、期待されたほどの成果がなく、引き続き参加メンバーの課題として残されました。

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9/30/01 高円寺 T'S SALOON 下川仁也さん

講義? 「ドのことをレと思う」練習法の応用編 「3NES練習法」(3 Note Each String)
3つの音を1本の弦で弾くということです。
最初に下の各グループをみてください。

(1)ドレミ ファソラ ソラシ
(2)レミファ ラシド
(3)ミファソ シドレ

5フォームのルールで3つの音を1本の弦で弾く事ができるのは、(2)(3)ですね。
(1)はどうでしょうか。小指を使わなければ1本の弦では弾けません。
しかしこれをあえて小指を用いて弾くのが3NES練習法です。
例を挙げます。

(key G) ド=6弦3フレット 人差し指でスタート。
レ=6、5、中。 ミ=6、7、小。 ファ=5、3、人。 ソ=5、5、中。
ラ=5、7、小。 シ=4、4、人。 ド=4、5、中。
ここから先はEフォームになります。
行けるところまで上昇し、また同じ道を通って下降します。
そして「ドのことをレと思う」でレ、ミ、ファ〜と練習しましょう。

効能と注意点についてですが、スムーズなポジション移動の修得に効果があります。
例えばEフォームでブルーススケールを弾いている時、3弦上でド、レ、ミ、と弾いてポジションを変えることが頻繁にあると思います。(keyはラと考えてください、
前回参照
その際小指がミの位置になりストレッチするのですが、開いた手を小指を基点としてぐっと閉じればさっとスムーズにポジションチェンジが可能です。
3NES練習法はその基点を把握し場面に応じてポジションチェンジする下地を作る練習です。小指の先にドラマありです、はい。
また最初の慣れるためとしてミ、ラ、シが必ず小指になります。あとあえてスライドを用いて(ドレミファ〜の場合のシ、ド間など)できるだけブリッヂ側へと進んでいくのも応用編としていいかなと思いました。

講義?  モダンブルース講義「5弦のE」

「5弦のEは何フレット?」ぱっと言われると僕なんぞは「えーっと」となってしまうのですが、把握しなければなりませんね。努力します。
家元曰く努力の目標はというと「何の音で始まったフレーズなのかを考えなければならない。それがメジャースケール(フィーリング)的なものなのか(長3度、6度を用いたもの)ブルーススケール(フィーリング)的なものなのかフレーズを作る上で始まりの音が何なのかは非常に大切である。」
モダンブルースの講義の際に取り上げられたことです。「なによりも区別し、場面に応じて伝えられるべき音であること」

感想 フレーズの始まりの音はもちろん終わりの音、それからその途中の音、そのフレーズの中に何らかのアクセントがあるならばその時の音、いまさらながら考えれホい蠅?覆い曚氷?廚陵消呂呂△蠅泙后br> セッション実践講義の際に家元の「バンドは絵を描け!手段は常に自由自在」が印象的な9月の月例会でした。 (10/8 UP)

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12/8/01 高円寺 T'S SALOON ガッツ山口師範代

 この日のお題は2本立て。

  1. 薬指を制する者はフィンガーボード制する
  2. まずは、下記のポジションに指を合わせてください。1弦の5フレット、7フレット、8フレットを使います。それぞれを「ラ」、「シ」、「ド」と考えます。

    1弦        
    5F 7F 8F

    これで「ラドシド」と弾いてください。一度弾くくらいなら簡単です。これをある程度の早さで繰り返して弾きます。この際、右手はオルタネイトピッキングで。

    ある程度弾いたら確認しましょう。チェックポイントは3番目の音「シ」が正しいビートで出ているか。たどたどしい感じになっていないか。

    正しいビートで出るかどうかはその前の音「ド」を押さえている指=薬指が正しいタイミングで指板から離れているかどうか。ここで、お題の「薬指」が登場する訳です。

    「薬指」は使用率が高い割りには「人差し指」や「中指」と同じように動かせない。上手く動かすには訓練が必要となる。これが、今回の「薬指を制する者はフィンガーボードを制する」に繋がるわけです。

    ということ、薬指を正確にコントロールできるようになるための訓練を以下に。基本は以下。

       「ラドシド」 45秒 × 5セット
       「ドラシラ」 45秒 × 5セット
       「ラシドシ」 45秒 × 5セット

    右手のフォームはトレモロのフォームで。さらに、ピックアングルのバリエーションとして「前下がり」、「後下がり」、「フラット」も加える。
    さらに、ピッキングの開始に関して「アップ始まり」、「ダウン始まり」のバリエーションも加える。

      「ラドシド」45秒 × 「前下がり」5セット× 「後下がり」5セット× 「フラット」5セット
      「ドラシラ」45秒 × 「前下がり」5セット× 「後下がり」5セット× 「フラット」5セット
      「ラシドシ」45秒 × 「前下がり」5セット× 「後下がり」5セット× 「フラット」5セット

                   各セットについてアップ始まり」「ダウン始まり

    各セットにおいては、「正確性に重点を置く」ものと「スピードを重視する」ものに各自の割合で織り交ぜる。この練習は当然のことながら、実際のフレーズでも「レガート」を弾くような滑らかさを表現できるようになるまでトレーニングする。ここまでが、第一段階。

    第二段階としては、これを3連のフレーズに応用する。次のフレーズは「ラドドシドド」。ということで、バリエーションを記す。

      「ラドドシドド」45秒 × 「前下がり」5セット× 「後下がり」5セット× 「フラット」5セット
      「ドララシララ」45秒 × 「前下がり」5セット× 「後下がり」5セット× 「フラット」5セット
      「ラシシドシシ」45秒 × 「前下がり」5セット× 「後下がり」5セット× 「フラット」5セット

                   各セットについてアップ始まり」「ダウン始まり

  3. コード進行とライン

  4. 「名曲にラインあり」。名曲と言われているものには「ライン」がある。ラインについては以前にもこの教室で取り上げたので、詳しくは過去のレポートを参照下さい。この日は復習も兼ねて、「Please send me someone to love」と「Georgia on my mind」を題材としてケーススタディを行った。ここで、ラインのルールとして「半音もしくは1音で繋がっている」、「ラインはコードの構成音にある」ということのみを記しておく。
(レポート後記)
 過去のレポートを読むと、自分のも含めて字が多くて読む気にならないという感じがして今回は無機質ですが余談は省き気味にカリキュラムを中心に。(12/12 up)
 

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'02 1/13分より
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